彩都のナチュラルカフェ「天使の時間」 小野原の「洋食屋さん」マストロ・ステファーノ
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小野原の「洋食屋さん」マストロ・ステファーノ

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ずっと気になっていたんです。
小野原ストリートをクルマで走るたびに目に飛び込んでくるこの看板。

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「洋食屋さん」とみずから「さん」をつけるこの感覚。
そして、ちょっとビストロチックなこのファサードデザイン。

でも、我が家の場合、妻の人は生粋の和食党なので、
真正面から「洋食屋」を名乗るこのお店には、夫婦で
行くことはありえません。
なので、気にはなりながら、なかなか行く機会がありませんでした。

それが今日、夫の人が休暇を取った日に、妻の人が用事で外出という
めったにない状況になり、ようやく来ることができました。

ワクワクドキドキしながら、そのドアを開けてみると・・・・

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ビストロチックな外観からはちょっと想像できないレトロな風景が!

ここには、あの懐かしい古き良き昭和があったのです。

各種あるモーニングサービスメニューを一瞥すると、メニューにも
昭和の郷愁があふれています。

ここはやはりこれ!
「ハム・玉子サンド」をオーダーしました。

お客様は夫の人以外誰もいないにも関わらず、待たされること5〜6分。
出てきたのは実にシンプルなサンドイッチです。

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その姿は、なんだかうちのおかんが作ってくれていたサンドイッチを思い出させてます。

一口いただいてみると、厚めにも焼いた「薄焼き玉子」
(矛盾してる?)がホカホカと暖かい。
焼きたての薄焼き玉子を挟んでいるんですね。
玉子にハムにレタス、そしてごく普通のマヨネーズ。
なんともなんとも懐かしい味です。

ものすごーくおいしい、という味ではありません。
いわゆる「フツー」においしい。
というか、昭和世代には妙に懐かしい、そんな味です。

なるほど、これはまさしく「洋食屋さん」ですね。
洋食がまだ珍しいものだった昭和40年前後。
めったにない外食につれて行ってもらったときに、
嬉々としてオムライスを注文した、あの店の味。

飽食の時代、工夫を凝らし、見た目にも味にもこだわることが
外食店の当たり前となっている今日、こんななんの変哲もない
「昭和のおかあさん」が作るような料理を出すこんな店がまだ
あるということが驚きです。

でも、この店内の雰囲気、この料理のたたずまい、そして味は
なんだかホッとさせてくれるものがあります。

なにもかもがスピードアップしてしまって、仕事も情報も人間関係も
超高速で自分の周りを駆け抜けていく、そんなあわただしい時代。

疲れてしまった心と体を癒したくなったら、ここへ来るといいでしょう。
この店の中にだけは、今よりは世界がゆっくりと動いていたあの時代の
空気がまだ漂っています。

マストロ・ステファーノはそんなお店でした。
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プロフィール

天使の時間

Author:天使の時間
落ち着ける空間、心を満たすドリンク、魅惑のスイーツ。 箕面市彩都で月に一度だけオープンしております。
場所は、大阪府箕面市彩都粟生南1丁目16-29
KJ WROKSさん内です。
http://kjworks.co.jp/kurashinomori/

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